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色無地

読み方:いろむじ

色無地の画像

[女性用]
色無地は白生地を黒以外の色で染めた模様の無い着物のことを言います。色無地は幅広い場面で着用できる着物で、普段着からお洒落着まで紋の付け方1つで大きく変化します。

意味・目的・特徴品格と華やかさを

色無地は無地であるにも関わらず、品格と華やかさを兼ね備えた便利な着物です。色無地が1枚あれば、子供の入卒式や七五三、茶席や友人・知人の披露宴・結婚式にまで幅広く着用できます。そのため、嫁入りの着物としてまず色無地を選ぶ人が多いようです。色無地は元となる生地の選び方を間違えなければ数回染め直して着用できるので、1枚の着物で数枚分の色合わせが楽しめます。

起源・歴史入学・卒業式に

江戸時代末期、庄屋の主人のお供をする使用人の女子供は、あらたまった時には必ず紋付きの色無地を着せられていました。大正時代には紋付きの色無地が礼装(現在の振袖や留袖と同じ格式)とされていました。しかし、庶民の間で色無地の着用が目立ち始めたのは、戦後になってからのことです。教育制度の普及にともない、入学・卒業式に参加する母親が増え、次第に色無地の着用が目立ち始めました。

着用方法・作法・形式慶弔〔けいちょう〕の色合わせ

色無地の着物は白無地の着物を好きな色に染めたものが基本です。
結婚式のような慶事の場合は明るく華やかな色を、慶弔両用には赤系以外の色を選びます。帯締めなどの小物を白で統一し、帯は礼装用のものを合わせると留袖と同じ格式になります。色無地を選ぶには幾つかポイントがあり、最初の色無地は少し渋めの中間色や淡色を選ぶと以後様々なシーンに活用できます。
紋についてですが、紋付けは染めるときに紋の部分を白く残しておく(抜き一ツ紋)方法が基本ですが、最近では後から縫い付ける(縫い一ツ紋)ようにした方が、着用の幅が広がるとされています。

■参考文献・ウェブサイト


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