Home寄席芸 ≫ 飴細工

飴細工

読み方:あめざいく

飴細工の画像

ストローなどの管〔クダ〕の端に飴をつけ、吹いて飴をふくらませながら動物などの形に作ったもの。 最近では縁日や祭りなどで見られることが多く、大道芸としても広く知られています。

特徴まさに芸術作品!!

昔の飴職人は、一日に約36リットル(一斗缶にして二缶)もの水飴をすべて売り物の飴に仕上げることができて、一人前の職人と認められました。飴職人が年を取り、この重労働ができなくなると、飴を様々な形に趣向を凝らして細工を行い(飴細工)街中へ売り歩きました。現在では、大道芸として、道端で飴細工を披露し、販売する職人が多く見られ、また、芸術作品として外国でも高い評価を集めています。

起源・歴史平安時代、京に始まった

飴細工の始まりは、平安時代に京都に東寺が建立された時、中国から渡ってきた飴職人が、お供え物として作ったのが始まりと言われています。その後、京都に住み着いた飴職人達は、おたふく飴(金太郎飴のような飴)をつくり、それに様々な形に工夫を加えた飴細工をつくり京都の町で売り歩きました。江戸時代には江戸にも飴細工が広まり、飴の細工を専門にする飴細工職人が生まれました。

作り方適度な硬さがポイント

飴細工には、「水飴」・「食紅(赤・青・黄)」・「棒」を使用します。
ストロー状のプラスチックの棒(昔は葦〔よし〕を使っていました)の片端に煮詰めて適度な硬さにした水飴をつけます。この『適度な硬さ』というのが難しく、軟らか過ぎると細工が難しく形が長持ちせず、また硬すぎても早く固まり過ぎてしまいます。 ストローの反対側から息を吹き入れ、動物などの形を作っていき、三色(赤・青・黄)の食紅を使って、様々な色を付け加えていきます。

■参考文献・ウェブサイト


おすすめウェブ・サイト

おすすめ本


トップページへ当サイトについてサイトマップ(キーワード一覧)個人情報の取扱についてお問合せ

Valid CSS! Valid XHTML 1.1!