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年賀状と暑中見舞い

読み方:ねんがじょうとしょちゅうみまい
関連語:正月元日あいさつ小暑・立秋・葬儀振袖浴衣

年賀状と暑中見舞いの画像

年始やお盆の挨拶回りなどの節目の行事が、明治維新後、郵便制度の発達と共に書状という形をとって定着していったものです。普段会うことも、連絡を取ることがなくても、過去にお世話になった人、親しかった人などと自然に心通じる機会を与えてくれるのが、この年賀状と暑中見舞いです。

意味・特徴季節の便り

日本郵政公社が平成17年用に発行する年賀ハガキは、約43億5千万枚だそうで、いかに年賀状を送る習慣が日本人に定着しているかが伺えます。暑中見舞いや残暑見舞いは年賀状と比べ普及率こそ高くないものの、猛暑期に先方の健康を気遣い、お互いの近況を報告しあうことができる良い機会です。うちわ等の涼しげで夏らしい品々も切手を貼れば送ることができるので、その風流さで相手を喜ばせることができるかもしれません。

起源・歴史郵便制度の発展を機に

昔、人々は1年を2期に分けて考えており、その始まりが正月と盆でした。人々は期の始まりに、贈答品を持って「今期もよろしく」と挨拶回りに走り、もしくは挨拶の集いに参加しました。江戸時代では、武家仲間から親戚関係、ご近所などの家を、なんと元旦から1月末まで毎日回り続ける人もいたそうです。身分の高い人は訪問を受け、低い人は訪問回りする役でした。しかし、さすがに遠方のお宅には訪問することができないので、江戸時代の身分のある人々は飛脚便などを使って書状や贈り物を届けました。
これらの習慣が明治6年に日本のハガキ郵便配達が始まったのを機に、遠方以外の人にも挨拶状を送る習慣が広まっていきました。年賀郵便の制度は明治39年に始まり、昭和24年にはお年玉つきはがきが発売され、年賀状の普及に拍車をかけました。一方、暑中見舞いハガキを送る習慣が広まったのは大正時代のようです。

方法・形式・作法心をつなぐ

近年は家庭でのパソコンやプリンタ、デジカメなどの普及率も上がり、予め印刷された絵ハガキを使わずオリジナルの年賀状や暑中見舞いを作って送る人が増えたようです。また、全て印刷ではなく一言手書きのメッセージを添えてあるのをよく見かけます。やはり送る人全て同じものを送ったのでは、心が伝わらないのでしょう。
年賀状を出す期間は、12月15日〜25日頃です。また年賀状を私製ハガキに切手を貼って出す場合は、朱書きをします。出していない人から年賀状が届いた場合は、すぐに返事を書きますが、投函が1日以降になる場合は、「元旦」という文字を入れずに投函日を書きます。年賀は1月7日までのことを指すので、それ以降に出す場合は「寒中見舞い」、立春を過ぎたら「余寒見舞い」として出します。また文面には、新年明けて晴れ晴れした相手のことを考え、弔事や法事、離婚、廃業などの不祝儀ごとは書かない方が良いでしょう。
一方、暑中見舞いは小暑〔しょうしょ〕(太陽暦の7/8頃)から立秋(太陽暦の8/8頃)までに出します。それ以降は残暑見舞いとして出しますが、これも8月末までに出すのがマナーです。また、残暑見舞いは秋の暦に入るので、「盛夏」ではなく「晩夏」「立秋」などを用います。暑中見舞いは喪中と関係なく出せるので、その分年賀状よりも気軽に送ることができます。

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