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元日

読み方:がんじつ
同義語:元旦〔がんたん〕・歳旦〔さいたん〕・元朝〔がんちょう〕
関連語:正月振袖お雑煮おせち

元日のイメージ画像

古来より1年の最初の日である1月1日「元日」は、全てのものに命を与えてくれる"歳神〔としがみ〕様"をおまつりするための特別な行事が行われていました。
1948年に「年のはじめを祝う日」として法律で国民の祝日と制定されました。

意味・目的一年の始まりの日

「元日」は1月1日のこと、そして「元旦」というのは1月1日の朝の事です。「元」という字には「一番初め」という意味があり「旦」という字には「あした(朝)」「夜明け」という意味があります。
古来から行われてきた元日の風習は、現在でも受け継がれています。今でも私達は歳神様をお迎えするために門松を門の前に飾ったり、鏡を備えたり、前日に準備したおせち料理を食べたりしています。また、子供は親や親戚からお年玉をもらいます。

起源・歴史元日の行事の移り変わり

古来大晦日の夜は、歳神様を迎えるために寝ていては失礼だということで、人々は一晩中起きている事が多かったようです。そのため、翌日(元日)はほとんどの家庭が「寝正月」で過ごしました。
江戸時代に入ると、正月休みの規定が領主ごとに設けられるようになりました。庶民はそれまで正月(1月1日)・お盆・祭礼の日しか休みがありませんでしたが、この頃から1月1日から3日までの3日間、休みが取れるようになりました。これが今で言う「三が日〔さんがにち〕」です。
また、元旦(正月の朝)一番に井戸から汲んだ水を「若水〔わかみず〕」といい、歳神様から頂いた大切な水として頂く習慣がありましたが、水道の普及と供にその習慣は衰退していきました。
現在も正月の風習は受け継がれていますが、プラスチック製の門松や鏡を使用したり、おせちをデパートで購入するなど簡略化される傾向が強まってきています。

行事元日の夜の楽しみ「初夢」

元日から2日にかけてみる夢のことを「初夢」といいます。最もよい夢は、「一富士二鷹三茄子〔いちふじにたかさんなすび〕」である、と駿河〔するが〕(現在の静岡県辺)の国のことわざにあります。富士山は日本で一番高い山、鷹は足高山(愛鷹山)のことで、これは駿河で二番目に高い山です。また、茄子は正月になると驚くほどの高値で売られていました。これら3つに共通して言えるのは、全て「高い」という言葉が入っていることです。この言葉は縁起が良いとされていました。
その他にも、縁起の良い夢をみるためには「宝船」の絵を枕の下にいれて寝ると良いなどと言われています。 ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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