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結婚

読み方:結婚
同義語:入籍・婚礼・成婚・縁組み・縁結び・マリッジ・ウェディング・ハイラーテン・ゴールイン・婚姻

結婚の画像

婚姻。夫婦となること。血縁関係のない男女が、永続的に社会的、経済的、人間的、また生活的結びつきを持つことです。結婚の意志を固めた男女は結婚式・披露宴をあげ、婚姻届を役所に提出します。

意味・特徴・目的恋愛婚が一般的

結婚すると上記のような様々な結びつきをもちます。男女が恋愛を通して結婚にいたる恋愛婚と、世話人(仲人〔なこうど〕)が見知らぬ者同士を引き合わせるお見合い婚とがあり、近年では前者が主流です。

婚礼は、夫婦生活という人生の新しい段階に入ったことを確認し、それを家族や親戚、友人、会社の上司、同僚など両人がお世話になった人たちに披露するために催されます。

初めて結婚する人の平均年齢は1970年には男性26.9歳、女性24.2だったのが、2003年には男性29.4歳、女性27.6歳と、晩婚化が進んでいるようです。

起源・歴史婿入婚と嫁入婚

日本の結婚の歴史は民俗学的には婿入婚〔むこいりこん〕から嫁入婚〔よめいりこん〕への移り変わりからみることができます。

奈良・平安時代に庶民や公家の間で行われた婿入婚は村内婚が普通でした。村内婚は当人同士の恋愛から始まることが多く、新婚2〜3日後に女の家で「ところあらわし」と呼ばれるお披露目の儀礼を行いました。それから男は女の家に数ヶ月通い、その後両人は新居、又は男方の家で生活しました。

鎌倉以降普及した嫁入婚では村外婚が普通でした。村外婚では家の繁栄・存続のため、結婚相手を選ぶ際は身分や家の格式が重んじられました。そのため婚姻は当人たちの意思に関係なく、婿方の父親の意思により未知の男女が引き合わされました。そして嫁入りの儀礼が行われ、男女は最初からずっと男方の家で生活を送りました。

また、男女双方の親が合意し、幼ない息子・娘を成人後結婚させる約束をする許婚〔いいなずけ〕という風習は、大百姓や豪族、武士の間で平安時代から盛んに行われ、江戸時代では一般庶民にも広まりました。

明治以降に神前、仏前の婚礼が始まり、戦後は特に神前が普及、さらに新婚旅行も広まりました。

方法・形式婚礼のタイプとスケジュール

純白のウエディングドレスや白無垢の花嫁衣裳に憧れる女性が多いからか、現代の婚礼はキリスト教式約6割、神前式約3割と、多くを占めています。(三和銀行調査レポート 1998)披露宴ではホテルや結婚式場、レストランで着席ディナーや立食パーティーが行われるのが一般的です。新婚旅行では行き先は海外、日程は1週間程度が多いようです。

婚礼までに準備することは多く、結納を経て、だいたい6ヶ月前から式場や披露宴会場の予約、新婚旅行や新居のプラン立てなどをします。さらに3ヶ月前から婚礼衣装の予約、新婚旅行の予約などをします。そして2ヶ月前から司会、受付など世話人を依頼し、1ヶ月前には招待状発送、新居と家具等の購入、婚姻届など各種届の準備などをします。

■参考文献・ウェブサイト


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