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クリスマス

読み方:くりすます・Christmas・Xmas
同義語:ノエル・降誕祭〔こうたんさい〕・聖誕祭〔せいたんさい〕

クリスマスのイメージ画像

クリスマスは、キリスト教徒の国では一般に「イエス・キリスト」の誕生をお祝いする日です。しかし12月25日に日本では、一般的にバレンタインデーやホワイトデーなどのような楽しいイベントの1つという意味合いが強いです。

意味・目的赤・緑・白に装飾される町

日本のクリスマスは、一般にラブイベントの特色が強いため家族・恋人向けに、様々な催し物が行われます。そのため11月末頃から、街はクリスマスカラーと呼ばれる赤・緑・白などの色とりどりの装飾品で飾り始められ、テーマソングである「ジングル・ベル」の曲が流れて、デパートや百貨店には、サンタクロース・トナカイ・もみの木などのオブジェや高級な「クリスマスの贈り物」が並びます。色気が出てきた街の景色を見て、「もう12月なんだ」と感じる方も多いのではないでしょうか。

起源・歴史450年前に伝来

クリスマスは、フランシスコ・ザビエルとともに伝来してから450年の歴史があり、明治後期・日露戦争と第一次世界大戦の間にはキリスト教徒の行事という枠を超えて、既に日本文化となっていたようです。明治時代にクリスマスの商業宣伝が始まり、初期のプレゼントの定番は「歯磨粉」だったようです。日露戦争後、急速に人々の間でクリスマスが広がっていきました。それは、西洋化をすることで「国際社会の一員」を意識するために必要なことだったようです。この頃、サンタクロースをヒントに「子供福袋」が登場してきます。(大晦日の晩に枕元に福袋を置いていました。24日で無いところがポイントです。)しかし、この習慣は、次第に修正され、子供たちはクリスマスを「サンタが子供におもちゃをくれる日」いうように理解するようになりました。そして大正時代に入ると、雑誌の12月号には毎年クリスマスをイメージした絵柄が使用されていたようです。戦後の日本復興支援としてGHQは、クリスマスにサンタの格好をした人がキャンディを配ったり、パラシュートで空から舞い降りててくるなどのクリスマスイベントを開き人々に笑顔を与えました。この物資の乏しかった時代には「愛を贈る日」として広がっていきました。その後、日本の経済が上向きになってくると、クリスマスは商業化をし始めました。マイホームを購入した家庭では、現在のようなケーキにシャンパン、ご馳走と言った「ホームクリスマス」を行うようになっていきました。

行事プレゼントは2〜3個

日本では、クリスマスは恋人や友達と過ごし、お正月は家族と過ごすことが多いのに対して、欧米では反対にクリスマスは家族で過ごし、お正月は友達や恋人と過ごすことが多いようです。そのため、この日欧米では店を休業して家族でミサへ行きますが、日本では売上が見込める日なのでほとんどの店が開いています。また、欧米ではプレゼントを2〜3個貰うのが普通ですが、日本の場合はサンタさんから貰えるのは1個が定番です。それは一週間後に迫ったお正月に「お年玉」を子供たちにあげるという風習があるため、サンタさんの懐〔ふところ〕が痛いためではないかとも考えられます。

■参考文献・ウェブサイト


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