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漬物

読み方:つけもの
同義語:香の物〔こうのもの〕

漬物の画像

漬物は塩や酢、味噌などに野菜を漬け込んだものです。 昔から日本の食卓に登場している定番の食品で、自宅でも漬ける事ができ、生の野菜以上に野菜の栄養を摂る事ができます。 日本全国で製造されており、各地のお土産としても人気があります。

特徴日本の食卓に欠かせない食べ物

漬物は手軽に野菜の栄養分を摂れるご飯のお供として、日本の食卓には欠かせない食べ物です。 芋類を除くほとんどの野菜は漬物にする事ができます。 漬物にする事によって野菜の「アク」や「苦味」が抜け美味しく野菜を食べられます。 また、野菜の中で特に栄養のある「皮」や「へた」の部分も丸ごと食べる事ができるので、健康面で非常に効果的です。 漬物は、生の野菜と変わらない、もしくはそれ以上の栄養分を含む最高の加工法と言えることができます。 日本の漬物で有名なものに、たくあん・福神漬・らっきょう漬けなどがあります。

起源・歴史野菜栽培の伝来と共に

日本で漬物が作られるようになったのは、縄文時代と言われています。 大陸から野菜の栽培法が伝わったのと同時に野菜の保存方法として漬物が伝わりました。 奈良時代頃まではナスや瓜を塩漬けにしたものが主流でしたが、鎌倉時代から室町時代にかけて様々な材料の漬物が登場しました。 この時代、漬物はその香り高さから「香〔こう〕のもの」と呼ばれるようになり、茶道や香道の席で口直しや嗅覚を癒すものとしても用いられていました。 その後、江戸時代になると「ぬか漬け」などの新しい漬物が登場し、やがて人々はそれらのお漬物の事を「お新香〔しんこ〕」と呼ぶようになりました。 漬物は昔から現在まで日本の食卓には欠かせない食べものとして伝えられてきています。

製法一日一回忘れずにかき混ぜる!!

自宅で漬けるぬか漬けの作り方を紹介します。

1.ぬか床を作る!!
米ぬかを弱火で炒ります。そして塩水を加え耳たぶの柔らかさになるまで混ぜ合わせます。昆布や鷹のツメなどの調味料を混ぜ合わせれば「ぬか床」の完成です。

2.ぬか床を馴染ませる!!
キャベツの葉や大根の葉などを漬け込み、翌日に捨てます。これを「捨て漬け」と言います。この作業を3〜4日くり返しぬか床を馴染ませてきます。

3.本漬け
きゅうりや茄子は塩もみをして漬けます。野菜によって漬け上がる時間は違ってきますが大体半日〜一日置けば、美味しいぬか漬けが食べられるようになります。

自宅でぬか漬けをする際には、必ず一日に一度はぬか床をかき混ぜる必要があります。ぬか床には発酵菌が生きています。全体をかき混ぜる事によって、空気に触れさせて発酵を促す事が大切です。何も漬かっていなくても、一日一回は忘れずにぬか床をかき混ぜる必要があります。

■参考文献・ウェブサイト


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