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読み方:こめ
同義語:ライス
関連語:おにぎり日本酒味噌醤油寿司

米の画像

日本人の主食となる穀物で、イネの種子から籾殻〔もみがら〕を取り去ったものです。日本のみならず世界各国で食されており、小麦に次いで二番目に多く消費されている穀物です。籾殻を取り去ったままのものを玄米、精白したものを白米または精米といいます。 また日本では主食として食べられる他に、酒や餅、味噌、醤油、などの原料としても用いられています。

特徴栄養価の優れた食品

お米は日本人の食生活には欠かせない存在です。 その栄養価も非常に高く、体を動かす原動力や体を作るたんぱく源になります。 ご飯に味噌汁、焼き魚といったような典型的な日本人の朝食は、炭水化物・たんぱく質・脂肪の栄養バランスがしっかり取れ、国際的にも注目されています。 また、お米を食べると、脂肪を分解する能力がはたらいて、太りにくい体質になるとも言われ、日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分もしっかり補給する事ができます。 この他にも、便秘解消に効果的な食物繊維、体調を整えて美しい肌や髪を作るビタミン群も全てお茶碗1杯の中に入っています。

起源・歴史縄文時代の終わりから

お米は、縄文時代の終わりから弥生時代の初めにかけて中国から日本に伝わったと言われています。

稲作に適している高温多湿の日本では、次第に栽培が発達し、米をたくさん収穫した人が豊かになり、権力を持つようになっていきました。 江戸時代には農民が米を栽培し、年貢として幕府へ収める事を義務づけられたり、武士の給料に米が渡されたこともありました。 お米は大変貴重なものだったので、下流階級の農民は自らお米を口にする事はできず、また米が不作の年には飢饉〔ききん〕がおこり、人々は苦しみました。 現代のように国民の主食として、日本人のほとんどが真っ白なごはんを食べるようになったのは、戦後10年近くたってからのことです。

調理法おいしいご飯の炊き方

おいしくご飯を炊くポイントをご紹介します。

1.手早く洗う!!
お米を研ぐ時に一番大切なことは、すすぎを手早くすることです。 汲〔く〕みおきの水で、ぬか臭さを米に吸収させないように手早く水を捨てます。そして底のほうから円を描き、最後に手のひらを米に押し付けるようにして米を研いでいきます。

2.水につける!!
お米をふっくら炊き上げるため、お米に水が十分しみ込むまでに、冬季で1〜2時間、夏季だと30分くらい炊く前に水につけておきます。お米を研いだ後はどんなに急いでいても30分から1時間はそのまま水につけておきます。

3.水加減・火加減
お米を炊くときに非常に重要なのは、米の水加減です。通常は米1に対して水 1.2倍、新米の場合は 1.1倍が目安です。 また、新米・古米・食べる人の好みによってその都度、調節します。
普通の鍋で炊く場合は、なるべく厚手の鍋を使い、蓋をして最初は強火で、沸騰したら吹きこぼれない程度の中火にし5〜10分、次に弱火にして約15分炊き、再び一瞬強火にして水分をとばします。

4.蒸らす!!
ごはんの芯までしっかり炊き上げるために蒸らします。炊き上がりから大体10〜15分程度蒸らして、ごはん炊きが完了です。 蒸らし上がったら、熱いうちにしゃもじで底からかき混ぜます。

<ごはんに芯が残った際の応急手当>
菜箸の太い所を使い、ごはんの底まで3〜4カ所の穴を開け、お酒またはお湯(米3カップに対し大さじ1杯くらい) をごはん全体にふりかけ、また穴の中にも注ぎます。そして、炊飯器の蓋を再びしっか閉めて、10〜15分蒸らします。 水加減を失敗してベタベタになってしまったら、再び固くすることは不可能なので、調理を加えるなどして補いましょう。新米は水分が多いので水加減に注意が必要です。

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