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組踊

読み方:くみおどり
同義語:組踊り・組み踊り・琉球舞踊
関連語:沖縄・三線三味線歌舞伎狂言・太鼓・胡弓

組踊の画像

組踊は沖縄に古くから伝わる伝統芸能です。
音楽、踊り、台詞で構成されている沖縄独自の歌劇です。
昭和47年の沖縄本土復帰と共に、国の重要無形文化財に指定されました。

特徴沖縄ミュージカル

組踊の物語は沖縄の歴史や故事、説話等に基づいています。
また、演技・演出は、本土芸能(能や歌舞伎など)や中国、東南アジアなどの芸能要素を取り入れたもので、組踊は広くアジアの文化の影響を受けた芸能と言えます。単調なリズムにゆっくりとした動きで、見た目の美しさ、沈黙の中にある激しい心情が感じられる静の場面と、観る人の気持ちを高揚させる動の場面を巧みに使った音楽劇です。
音楽に合わせて踊り舞うというよりは、能や歌舞伎に比較的近く、ストーリーのある音楽劇、沖縄のミュージカルです。

起源・歴史使者歓迎の宴で上演

1719年、沖縄が琉球王国として栄えていた頃、中国からの使者を歓迎する宴での席で初めて組踊が上演されました。組踊を創った人は、歌人・三味線の名手であった玉城朝薫〔たまぐすくちょうくん〕という宮廷士官でした。玉城朝薫は能・歌舞伎・狂言などにも精通していた為、それらを参考にし、沖縄の史実や故事・説話を基にして、伝統的な沖縄の言葉、舞踊、琉歌と三味線音楽をとり入れ組踊を創作しました。
琉球王国の消滅以降、組踊は一般の商業演劇の中で演じられることも多くなり庶民の中に広まっていきました。

構成ウタ・サンシン

組踊は、歌三線(音楽)、唱え(せりふ)、踊り(舞踊)で構成されています。

ここでは組踊の音楽について紹介します。

組踊の音楽(歌三線)では三線を中心に演奏されます。
三線を弾く人が唄も歌い、「ウタ・サンシン」と呼ばれます。
他には箏〔こと〕・太鼓・笛・胡弓〔こきゅう〕などが使われますが、メインとなるのは、やはり「ウタ・サンシン」です。

■参考文献・ウェブサイト


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