Home武道・武術 ≫ 剣道

剣道

読み方:けんどう

剣道のイメージ画像

日本では、武家社会の時代には侍が街を闊歩していました。その侍の魂である剣術の教えを現在も引き継いでいるのが剣道です。さまざまな流派が剣術の時代から存在し、剣道になった現在もその傾向は続いています。剣道は現代の人々に当時の侍を彷彿させる武道として親しまれています。

特徴「剣」の魂を受け継ぐ

殺し合いの道具だった剣術(殺人刀〔せつにんとう〕)から、技術の習得や心の修練を目的とした剣術(活人剣〔かつにんけん〕)へ変化したものが現在の剣道です。剣道着と竹刀〔しない〕で戦う姿は、日本の人々にとってもおなじみです。海外の人々から見れば昔の日本の侍を垣間見ることができ、非常に人気も高く、競技人口も諸外国では着々と増えてきています。

剣を振るうことで精神を鍛えるという伝統的な考え方を持っています。現在はスポーツとしても確立されていますが、その内には、武士が剣を振るい、剣の理法を学ぶという剣道の「道」の概念もしっかりと含まれています。

起源・歴史殺し合いの道具から人を活かす道具へ

剣道の歴史は剣術の歴史と言い換えても過言ではありません。平安時代に刀というものが登場し、鎌倉時代からの武家社会が到来すると、一気に剣術は成長していきます。室町時代後期の戦国時代を迎えると流派も乱立し、戦闘方式の変化に伴って刀法も様々なものが登場しました。江戸時代になって平和な時代が訪れると、人を殺すためでなく、人を活かす剣術(活人剣〔かつにんけん〕)へと考え方も変化していきます。この頃宮本武蔵などが理論をまとめたり、精神論が確立されたりして現代の剣道の基本精神が形作られました。

江戸時代後期から明治時代を経て、試行錯誤を繰り返しながら剣術から剣道へと変化を遂げていきました。現在も当時の理念・思想を踏襲したスポーツとして日本のみならず世界中で発展しています。

形式・ルール竹刀を振って面を打つ

剣道着と袴の上に、剣道具(面、小手、胴、垂れ)を着用します。攻撃は、竹刀〔しない〕を持って行います。

面・胴・小手・突き

竹刀で有効な攻撃を競います。有効な攻撃とは、定められた部位(面部、小手部、胴部、突部(のどもと部分))を打突することです。試合時間は5分で、3本勝負というのが原則です。2本先に有効な攻撃を相手に与えることができた方が勝者となります。

■参考文献・ウェブサイト


おすすめウェブ・サイト

おすすめ本


トップページへ当サイトについてサイトマップ(キーワード一覧)個人情報の取扱についてお問合せ

Valid CSS! Valid XHTML 1.1!