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雑節

読み方:ざっせつ
関連語:五節句二十四節気

雑節とは、五節句・二十四節気以外の、季節の移り変わりの目安となる日の総称です。
農業に従事する人々は二十四節気(中国で作られた暦)では十分に季節の変化を読み取れないため、その補助をする為に考えられた日本独自の暦です。雑節が考え出された背景には、農家が季節の移り変わりを正確に理解できれば、農作物に多大な損害を出さずにすむという自然現象と農業の深い関係がありました。例えば「もうすぐ八十八夜だから、霜が降りてくる前に対策をしよう」というわけです。
主に、節分(2月3日)・八十八夜〔はちじゅうはちや〕(5月1日頃)・入梅〔にゅうばい〕(6月11日頃)・半夏生〔はんげしょう〕(7月2日頃)・二百十日〔ひゃくにちとうか〕(9月1日頃) ・土用(1月17日・4月17日・7月20日・10月20日頃)・彼岸〔ひがん〕(3月20日・9月23日頃)などのことです。
雑節は農業に従事する人たちの生活の知恵の結晶ともいえるでしょう。

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